皇居三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれた美術品を保存・調査研究・公開するため、平成5年(1993）に皇居東御苑内に開館した「宮内庁三の丸尚蔵館」を前身とする施設です。収蔵品は、絵画・書跡・工芸品など、各時代・各分野を代表する名品が多く含まれ、その数は約6,100件に及びます。

新潟県で開催する本展では、近世絵画の名品をはじめ、近代の油彩画や日本画、工芸作品など約50件を展示するほか、明治天皇の北陸巡幸の写真パネルや新潟ゆかりの作家による美術品により、皇室と新潟との関わりも紹介します。皇室の名宝を通して日本の技と美の世界をどうぞご覧ください。

展示構成は3つに分かれています。「第1章　皇室に伝わった名品」では古代から近世までの絵画や刀剣を展示します。国宝2点、重要文化財2点も展示されます。「第2章　近代日本絵画の精華」では洋画黎明期の作品や近代日本画を展示します。「第3章　皇室ゆかりの工芸品」では金工品を中心に、近代の工芸品を展示します。

下の写真は佐渡出身の佐々木象堂の蝋型鋳造の置物です。皇居宮殿正殿の棟飾りの原型となった作品で、今回展覧会に初めて出陳されます。

新潟県立近代美術館

TEL／0258-28-4111

開催期間／2025年2月7日(金)～3月16日(日)

開館時間／9時～17時(観覧券の販売は16時30分まで)

休館日／2月17日(月)、25日(月)、3月10日(月)

料金／一般1400円(1200円)、大学・高校1000円(800円)、中学生以下無料
　　　※(　)は20名様以上の団体料金です。　

住所／長岡市千秋3丁目278-14　https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/goriyo/kotsu.php

https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/