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上越市 保阪邸/クリス・フィリプス邸

「上越の旧家を訪ねる」イベント開催ご報告

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保阪邸の庭・蔵・調度品と、クリス・フィリプス邸

7月14日(日)に「上越の旧家を訪ねる」イベントが開催されました。
県内屈指の大地主・保阪家を訪れ12代目当主の保阪洋子さん自ら、庭、蔵をご案内いただきました。
当日はあいにくの雨でしたが、傘を差しながら駆け足で庭を散策。
数寄屋造りの建物を囲む約4,000坪の庭は、見事なカシやカエデ、モミジなどの巨木をはじめ、
庭を覆うような苔が、雨に濡れていっそう美しく見えました。

保阪家は江戸時代、上越地方の97カ村をまとめたという大地主。
代々大切に受け継がれてきた貴重な調度品や骨董品の説明を受けながら、保坂家の歴史を伺い
参加者からは感嘆の声が上がっていました。

お昼は特別に蔵でいただく料亭のお弁当

保坂家の蔵には明治期から昭和にかけた食器や骨董が並び、ひとつひとつ見ているだけでも興味深く、
いつまでもじっくりと見入る参加者もいらっしゃいました。


代々伝わる調度品やコレクションを堪能した後は、上越の歴史ある料亭「長養館」のお弁当タイム。
旬を取り入れ、手をかけて作られたことが分かる品の良いお弁当を
特別に保阪邸の風情ある蔵でいただきました。

上越の老舗料亭「長養館」のお弁当


代々伝わる調度品も貴重なものばかりで、今回は12代当主である保阪洋子さんによる解説も楽しみのひとつ。珍しいコレクションを展示する蔵の見学はもちろん、
今回、希望者はその蔵で上越の老舗料亭「長養館」のお弁当を満喫することもできます。

古いものに囲まれ、豊かに暮らすクリス・フィリプス

保阪邸から歩いてほど近い場所に、築150年以上の大きな古民家に手を入れながら、
古いものに囲まれて暮らすクリス・フィリプス邸があります。
こちらのクリス・フィリプス邸訪問も、今回のもう一つの目玉でした。

クリス・フィリプスさんは古民家をひとりでこつこつ修繕しながら
やはり自身で修復した1950年代の真空管のアンプや古いランタンや蓄音機などが飾られています。
それらはどれも捨てられていたもの。
古いものだからと、やみくもに捨ててしまうのではなく
古いからこそ大切に、そして「直して使う」素晴らしさを
フィリプスさんに教えていただきました。

保坂邸の蔵の中にあるものなどの修繕もフィリプスさんが担当する


今回は、春先に出版した「オープンガーデンガイドブック」を制作するために挑戦した
クラウドファンディングの返礼品ともなったイベントでもあり、多くの方にご参加いただきました。
今後も庭や旧家を巡るイベントを続けていきたいと思っています。

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