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新潟市美術館と新津美術館が6つのテーマで共鳴する(あるいは不協和音を奏でる)展覧会が新潟市秋葉区の新津美術館で開かれます。
絵画から彫刻、写真、プロダクトデザイン、そして美術館建築まで、約60件を展示します。
新年の美術館巡りのスタートに足を運んでみませんか。
今回の企画展は6つのテーマから成り立ちます。例えば「2 草間彌生と花々」では両館の草間作品と、秋山庄太郎、東松照明の写真作品によって、時に可憐に、時に生々しい艶やかさを放つ花や植物の表現を紹介します。
「4 作品としての美術館」で取り上げるのは新潟市美術館[1985年開館、前川國男設計]と新津美術館[1997年開館、横山正+アルセッド建築研究所設計]。両館の個性が顕著に提示された開館当初に注目して、建築(ハード)と事業(ソフト)の両面から紹介します。
そのほか、「1 美術館と裏山」、「3 美術館に夜の灯り」などのテーマで両館の共通点と個性をみることができます。
普段スペースの都合上、展示機会の少ない大型作品を、新津美術館の大空間でご覧いただきます。特に、新潟市美術館所蔵の野田裕示《WORK-1316》(幅約7ⅿ)は2006年以来の公開となります。他にも20数年ぶりの公開となる作品もあるので、この機会をお見逃しなく。
金沢健一《音のかけらN4》は、直径4.5ⅿの大きさで、鉄製プレートを叩いて眼と耳と手で味わう作品です。会期中、ご来場の皆さまに自由に奏でていただけます。そのほか2月16日には金沢氏本人による生演奏を公開します。イベントの詳細は新津美術館WEBサイトをご覧ください。
新津美術館の鋭利な屋根や辛子色の外壁タイル、エントランスを入ると広がる大理石製の大階段。
新潟市美術館の窓辺の装飾や、照明器具。本展の「4 作品としての美術館」では、普段は見落としがちな美術館建築のこだわりの細部を、竣工写真などで紹介します。
新潟市新津美術館
主催/新潟市新津美術館
TEL/0250-25-1300
開催期間/2025年 1月18日(土)~3月9日(日)
開館時間/午前10時~午後5時(観覧券の販売は午後4時30分まで)
休館日/月曜日(ただし、2月24日、3月3日は開館)
料金/一般500円(400円)、大学・高校300円(240円)、中学生以下無料
※( )は有料20名以上の団体料金。
住所/新潟市秋葉区蒲ヶ沢109番地1 https://www.city.niigata.lg.jp/nam/
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